1日1捨てのすすめ
天気予報が外れていい天気。
おかげで久しぶりの洗濯ができました。
もともと洗濯って好きな方の家事だったのに、夫が嫌うからなんとなく自分も面倒に感じるようになった。よくない影響。
でも晴れた日に、洗濯物が揺れるのを見るのはきもちがいい。
白いTシャツに青空が透けてる。こりゃ、あっというまに乾くな。
最近はまっていることがある。
それは、「1日1捨て」という新習慣。
文字通り、毎日なんでもいいからひとつだけ捨てる。
たとえば、壊れたドライヤー。使い切った電池、段ボール箱、複数枚あるエプロン、趣味じゃないコースター。
コンビニで立ち読みした雑誌に書いてあって、これはいいと取り入れて2週間。無理のないペースで不要なものが片付けられていく。
「今日は何を捨てようかな?」と1日考えていれば、なにかしら見つかる。
もし2つ以上見つかってしまったときは、ぐっと我慢。一気に綺麗にしてしまいたいところだけど、どっちかひとつを選ぶ。
——こっちは明日捨てよう。
そうやってペースを乱さないことで、着実にものがへっていく。楽しい。
最近では、夫と「今日の捨て物なんにする?」と声を掛け合うようになった。
捨て物。
我が家で使われるようになった新しい言葉である。
言葉というのは、文化と密接につながっていて、一語で表されるものっていうのは、その文化にとって大事な概念だ。
たとえば最近だとソーシャルディスタンス。
「人と人との距離を適切に保つこと」っていう複合表現じゃなくて、一つの言葉として、地位を確立してる。(※ソーシャル+ディスタンスという複合表現じゃないかと思ったあなた、鋭いです。でもここではイディオムも一語として考えたい)
我が家にとって、「捨て物」という新しい文化が生まれた。
夫にとって、洗濯以上に苦手だった片付けだけど、「捨て物」ならなんだか楽しそうにやっている。
よかったよかった。
私のストレスもなくなって、よかったよかった。